車体軽量化のためにボディ用鋼板はさらに高張力化が進んでいます。高張力鋼板の引張試験システムは、ボタン操作によって試験片と伸び計のセットが可能で測定者に負担をかけません。
また弾性率や引張強度、n値・r値など引張試験で測定が必要な材料特性のほとんどを同時に測定することができます。エンジン用アルミ部材などの引張試験、エアバック固定用部品・スポット溶接剥離試験なども行うことができます。
自動車ボディはプレス加工で製造されます。プレス条件は鉄板の厚みや加工形状、強度など様々な条件から決定されます。本装置は、島津オートグラフに取り付けて、鋼鈑サンプルのビード引き抜き試験を行う装置です。鋼鈑サンプルを油圧により押し付け、他端をつかみ具でチャッキングして引き上げることにより、プレス加工性の評価試験を行います。
シートベルトの破壊強度を測定します。
ウィンドウの上下動によるゴム部分との摩擦力を測定します。
パワーウィンドウの開閉操作を行うスイッチの操作力と強度を評価する試験システムです。
ダミー人形の内部にあるセンサーを検定、力・変位・角度センサーがそれぞれ正しく計測できているかをチェックすることが可能です。
運転中、ハンドルとともに繰り返し操作するウィンカーとワイパーのレバーの操作力と強度を評価するシステムです。各レバーにオートグラフで上下動、回転の負荷を与え、レバー操作に必要な力を定量的に評価します。
信頼性と操作性を追及し、高い制御測定性能を達成した精密万能試験機です。
試験機の大切な3 つのプロセス、「設定」「測定」「点検」についてハイレベルのパフォーマンスを発揮します。
最新技術net を使用したpc ソフトウェア「trapeziumx」を新たに開発し、使いやすさを追求しました。
また、カラーtft タッチパネルを追加することで、pc なしでの試験実行や、usb メモリ機能によりpc で作成した試験条件を直接設定、結果の取り出しが可能です。
床置形、卓上形から用途に合わせてお選びいただけます。
■容量: | 卓上形 10kn ~ 50kn 床置形 20kn ~ 300kn |
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■クロスヘッド速度範囲: | 卓上形 0.0005 ~ 3000mm/min 床置形 0.0005 ~ 1000mm/min ※タイプによって異なります。 |