従来のtcd、fidの汎用検出器では検出が難しかった、サブppmレベルの微量成分の分析。プラズマによる検出技術で、ついに、これが可能になりました。
あらゆる成分を分析できるtraceraは、一台で多くの分析アプリケーションをカバーし、シンプルで高感度な分析を実現します。
high sensitivity
tcdの100倍以上、fidの2倍以上の高感度を実現
novel universal detector
汎用検出器では難しかった、あらゆる成分を検出
long-term stability
電極を守るバリア放電技術により、長期安定性を保持
traceraが搭載するのは、誘電体バリア放電プラズマによるイオン化法を用いたバリア放電イオン化検出器(bid)です。
bidは、石英ガラス管上に高電圧を与えることでhe(ヘリウム)プラズマを発生させ、続いてカラムから溶出した化合物がheプラズマからの光エネルギーを受けてイオン化し、これらが収集電極により捕集されピークとして出力されます。heの光エネルギーは、17.7 エレクトロンボルトと非常に高く、この光エネルギーよりもイオン化エネルギーの高いne(ネオン)とプラズマガスであるhe以外のあらゆる化合物を高感度に検出できる、まさに次世代の汎用プラズマ検出器です。
bidは、大阪大学・原子分子イオン制御理工学研究センター北野勝久准教授との共同研究成果を基に開発されました。
us特許3件取得済、4件申請中
検出器種類 | 検出できる化合物 |
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バリア放電イオン化検出器(bid) | he,ne以外の全ての化合物 |
熱伝導度検出器(tcd) | キャリアガス以外の全ての化合物 |
水素炎イオン化検出器(fid) | 有機化合物(ホルムアルデヒド,ギ酸を除く) |